家族皆が巣立った実家で、母と過ごす近親相姦の日々―。 鈴河めぐみ

冒頭から静かな実家の雰囲気が描写され、鈴河めぐみが母親として登場する姿には、優しさと色気が漂う。子供たちが巣立ち、夫も不在という設定の中、残された親子だけの濃密な時間が始まる。汗ばむ夏の午後、無防備な部屋着から覗く素肌、台所で微かに漂う石鹸の香り。緊張感と背徳感が混ざり合い、ふとした触れ合いから唇が重なり、唾液の糸がつながる。抑制のきかない欲望が二人の間に火花を散らし、愛液と汗が生々しく絡み合う。

物語は家族が去った実家という閉鎖的かつノスタルジックな空間が舞台。静けさの中、二人きりになった親子が、日常の些細なきっかけから徐々に互いを意識し始める。夕暮れどきの畳の部屋、風鈴がわずかに揺れる窓辺、いつもの食卓で交わす視線。母としての穏やかな微笑みが、次第に人妻としての官能的な色香へと変化し、慣れ親しんだ生活空間で背徳的な行為が繰り広げられる。タブーへの一歩を踏み出す背筋の粟立つ瞬間がたまらない。
まずは静かな会話から一転、手が重なりあうと、めぐみの指先が優しく愛撫を始める。ゆっくりとした動作で肌をなぞり、息遣いが近づく。その唇はうなじに柔らかく吸い付き、濡れた舌先で耳たぶや鎖骨をじっくり舐める。とろりとした唾液が滴り、乳首へと伝う。指先には自らの愛液が絡み、指を絡めながら体をまさぐる。室内に響く微かな喘ぎ声、じゅるじゅると愛撫される音が、より濃密な空気を作り出していく。
ついに禁断の一線を越え、母でありながらも一人の女として乱れるめぐみ。熱く濡れそぼった秘部に、遠慮のないピストンが打ち込まれるたび、愛液がぬるりとあふれ出す。重なった肉体は汗ばみ、肌と肌がぴったりと吸い付く。濃厚なキスを繰り返し、唾液を交わし合いながら、節々で嬌声が漏れる。やがて、最高潮に達すると、深く突き上げられる瞬間、精液が奥まで注がれていき、全身を襲う快感が波となって押し寄せる。二人だけの背徳的な余韻が、静かな家に残る。

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